ハワイの花-プルメリアのお話し

Aloha~♪

皆さま、昨今はコロナウイルスの影響で苦労が絶えませんが、いかがお過ごしですか?先の事が見えづらく、ハワイ旅行の計画を立てて頂くのも難しいかと存じますが、必ずまた良い時が訪れると信じて、頑張って参りたいと思います。

さて、今回はハワイの植物、お花についてのお話しです。

ハワイを代表する花と言えば、ブーゲンビレアやハイビスカス、そして、プルメリアです。色鮮やかな花々はハワイの青い空にとても良くマッチして、甘い香りとともにすっかりハワイの風景の一部となっています。そんな花々の中から清楚で可憐、レイでも馴染みのあるハワイのプルメリアをご覧き、皆様のひとときの癒しになりましたら幸いです。

初めにプルメリアは、18世紀に熱帯アメリカから赤い花を付ける品種が、そして、20世紀の初頭にシンガポールから白い花を付ける品種が、それぞれハワイに持ち込まれました。その後、これらが掛け合わされて、白、ピンク、黄色、オレンジ、ショッキングピンク、赤、それらのグラデーションなど、数々の品種が生まれました。現在ではハワイアンジュエリーやキルト、絵画やハワイアン雑貨のモチーフには欠かせない可愛いお花なのですが、昔はその清楚な姿ゆえ、墓地などに供えられる花という位置づけでした。現在は街路樹として、また高速道路の中央分離帯に植えられているのがよく見掛けられるかと思います。

プルメリアの概要

  • 分類:キョウチクトウ科 インドソケイ属(プルメリア属) 
  • 原産:メキシコ・中米・南米北部
  • 開花時期:6月~10月
  • 花言葉:「気品」「恵まれた人」「日だまり」「内気な乙女」
  • 花名由来:フランスの植物学者シャルル・プリュミエ氏の名前に因む

プルメリアの言い伝え

ハワイには、可憐なプルメリアにまつわる素敵な恋の言い伝えがあるので、ご紹介します。

「満月の日の夜明け、まだ朝霧に包まれているプルメリアのお花を集めてレイを作り、それを好きな人に渡すことが出来れば、その恋は叶う」というものです。ロマンチックですよねー♡

プルメリアの朝露のついたフレッシュで甘い香りでいっぱいのレイを受け取れば、きっと恋の魔法がかかってしまうのでしょう。Kiss in blue heaven....

 

ココクレーター植物園

ここ、ハワイ州オアフ島でのプルメリアのメッカと言えば、東海岸地区にあるココクレーター植物園になります。ワイキキからハナウマ湾を超えてココヘッドの奥手に植物園がございます。植物がお好きな方、お花の写真を撮られる方に人気があり、チャーターでお連れすることもよくございます。ギター和尚で有名な渡辺紀生先生は、日本プルメリア協会からココクレーター植物園を紹介して頂きました、とおっしゃっておられました。わたしは個人的に、プルメリアの甘い香りを存分に満喫できるので、この植物園が大好きです。プルメリアは夜の間に受粉してくれる虫達を呼び寄せるため、特に香りが強くなります。ですので、朝早めに植物園に行かれた方が、より、プルメリアの香りを楽しめるかと思います。

 

プルメリア写真ギャラリー

下の写真は全て、ココクレーター植物園で2020年6月25日に撮影したプルメリアです。風が強い日が続いたため、かなり花が落ちてしまっていましたが、雰囲気を感じて頂けたらと思います。各写真はクリックで拡大写真が見られます。また、出来る限り写真にはプルメリアの品種名を付けてあります。プルメリアの品種は、株の数ほどあるといわれるほど多く、見分けが難しいです。掲載したプルメリア全部の品種名がお伝えできておりませんこと、どうかご容赦下さい。

 

 

お楽しみいただけましたでしょうか?プルメリアを見に、是非またハワイへいらして下さい。

マハロ


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