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ワイキキの魔法石 カフナストーンズ(ウィザードストーンズ)

今回は、ハワイのオアフ島、ワイキキのど真ん中にありますパワースポット、カフナストーンズ(ワイキキの魔法石)に焦点を当ててみたいと思います。

 

このちょっと不思議な石のある場所は、カラカウア通りの海側、デューク・カハナモク像と、ワイキキ警察の間になります。

ここではほとんどの方が、足早に横を通り過ぎてしまい、じっくり見学している方を見かけることは少ないです。

 

 

そんな一見、ただの石(岩)なのですが、実はハワイの歴史が刻まれた意味のある文化遺産で、また、スピリチュアルなことに敏感な方なら、石からのエネルギーをビリビリと感じることができるかもしれません。

台座には英語とハワイ語で由来が書かれたプレートが設置されています。

 

英語の由緒書きには次の様に記されています。

 

The Stones of Life

NA POHAKU OLA KAPAEMAHU A KAPUNI

Legend says these stones are the living Legacy of four powerful Tahitian healers who once resided near this site at a place called Ulukou. From the court of the Tahitian chief, the names of the four were Kapaemahu, Kapuni, Kinohi and Kahaloa. They came from Moa'ulanuiakea on the island of Raiatea long before the reign of Kakuhihewa, beloved O'ahu chief during the 1500's.

The fame of the healers spread as they traveled throughout the islands administering their miraculous cures. When it was time to return to Raiatea, they asked that two stones be placed at their Ulukou residence and two at their favorite bathing place in the sea. Four huge stones were quarried from Kaimuki, and on the night of “Kane” thousands transported the stones to Ulukou. Incantations, fasting and prayers lasted a full cycle of the moon. The healers then gave their names and mana(spiritual power) to the stones before departing for their homeland.

Pipi Holo Ka'ao

(Sprinkled, the tale runs)

In 1997, the stones were raised onto a paepae (stone platform), and an aha (alter) and fence were built to honor and protect them. The largest stone was estimated to weigh 7.5 tons. As part of the project ceremonies, Tahitians from Raiatea presented a stone from the healers’ homeland which they named Ta ahu Ea (the life).

These ancient stones are part of the spiritual history of Waikiki and the native Hawaiian people. They remind us of the need to preserve and honor Hawai'i's unique heritage for generations to come.

Department of Parks and Recreation

City and County of Honolulu

 

1997

 

日本語に訳すと、次のような内容になります。

*この日本語文は、分かる範囲でまとめたもので、大昔のことなので、解釈の違いなどがあるかと思います。その点は、どうかご了承下さい。

 

生命の石

 

カパエマフ、カフニのマナが宿る石

 

伝説によると、この4つの石は、その昔タヒチから来た、とても強力な癒しの力を持った4人のヒーラー達が、ここにきて暮らし、功績を遺した今に遺る証なのです。ヒーラー達は、この場所にほど近いワイキキのウルコウ(*モアナサーフライダーホテルの辺り)に住んでいました。彼らは、タヒチの首長(議会)から派遣され、名前を、カパエマフ、カプニ、キノヒ、カハロアといいました。彼らがライアテア島のモアウラヌイアケアからやってきたのは、人々から敬愛されたオアフの首長カクヒヘヴァが、1500年代に治世した頃(*人々が平和で豊かに幸せな暮らしを送ったとされる時代)よりずっと昔の事でした。

 

4人のヒーラー達の名声は、彼らの行う奇跡的な治療と共に島中を駆け巡りました。やがて、ライアテア島へ帰る時期がやってきた時、彼らは2つの石をウルコウの居住先へ、そしてあと2つの石を彼らのお気に入りの海の中に置いてほしいと言いました。4つの大きな石がカイムキ(*ワイキキの北東約3km)で切り出され、石は、”Kane”(*男性という意味、ハワイ暦で新月から数えて27日目)の夜、何千人もの人により、ウルコウまで運ばれました。彼らはその石に約1ヶ月間(月の満ち欠けのサイクルが一巡する間)、呪文を唱え、断食をし、祈り続けました。そして故郷へ発つ前に、彼らの名前とマナ(神秘的な力、霊力、愛)をこれらの石に込めたのでした。

 

ピピ ホロ カアオ(*語り部の名前)

 

1997年、この4つの石に敬意を表し、保護していくため、パエパエという台座に載せ、祭壇としてフェンスで囲いました。最も大きな石の重量は7.5トンと推定されます。このプロジェクトの儀式の一環として、4人のヒーラーたちの故郷であるライアテア島のタヒチの人たちから、Ta ahu Ea(いのち)と名づけられたひとつの石が贈呈されました。

 

これらの遠い昔の石達は、ワイキキとこのハワイの人々にとっては魂の歴史の一部なのです。そして、ハワイ固有の伝統を保護し敬意を払うことの必要性を、次の世代に思い出させてくれています。

 

公園&レクリエーション管理課

 

ホノルル市

 

1997 

 

4人のカフナ達が故郷のライアテア島へ帰った後、永い永い間、この石のことは人々から忘れられていた様です。それから更に時は流れ、1900年代初頭に再発見されたのですが、なかなかこの石の持つ意味が認識されるまでには至らず、その間に石はあちらこちらへ移されました。ボーリング場のビルの基礎に使われていたこともあったということです。そしてやっと、1997年に今のような状態になりました。

囲まれたフェンスの中には4つの大きな石と、1つの小さな石が隣り合った台座に置かれています。この小さな石は、1997年3月19日、ここを祭壇として祀った際、ライアテア島のタヒチの方たちから贈られた石だということです。

ここでの注意点を1つ。

時々、フェンスの中に入っている方がいますが、フェンスの中へはホノルル市から許可を受けて、祭壇の管理をする方のみが入ることができます。それ以外の方はフェンスの外側から見学しましょう。

 

非常にアクセスしやすい場所ですので、お食事やお買い物の際、ほんの短時間でもこちらに立寄られ、太古のハワイの歴史を感じて見られてはいかがでしょうか?


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